桃
|
2016/08/22(Mon)
|
夏休み中、僕たち夫婦は東北を旅してました。
その中で、今年も福島のお友達とお会いして来ました。 そのお友達とは、このブログを通して知り合いになり、 福島で行われた、東日本大震災の鎮魂と復興の 「東北六魂祭」 で初めてお会いしました。 ネットでの交流とは言え、人との縁というのは、不思議なもので、 以来、僕らも3年連続で福島を訪れています。 待ち合わせの駅では、元気そうな笑顔が見れて、 一年ぶりの再会にこちらも嬉しさがこみ上げて来ます。 彼の案内で、クルマを走らせて行きます。 「福島らしい風景をお見せします。」 ということで、途中、両脇に広大な桃の樹のある場所も通って行きました。 ちょうど、名産の桃の収穫の季節でもあったんですね。 福島第一原発の事故の影響で、 福島県産の野菜や果物が風評被害にあった事はまだ記憶に新しいでしょう。 桃の樹にはたくさんの桃がたわわに実っており、 収穫用の大きなカゴなども置かれてました。 桃源郷・・・元々は中国での桃源郷は世俗を離れたユートピア的な意味合いがあります。 福島の桃の里は夏の日差しを受け、静かで平和で、 そして収穫の時期という実りの豊かさをこの身で感じ取ることができました。 お土産に福島名産のおいしい桃をいただきました。 そして、前向きな彼の姿勢に、僕らはいつも元気をもらっています。 東洋では、桃は生命の象徴とされ、邪気を払い不老長寿を与えると言われてました。 ブログ上でも、「桃のおすそ分け」 です。 と言っても、こちらは 桃色の競泳水着と 「桃尻」 ですが。(^^; ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今回は鉄道旅で岩手、宮城、福島、栃木、埼玉、東京と 東北本線を18キップを使いながら旅してました。 東日本大震災の時、東北新幹線はJR東日本の威信をかけて、 比較的早い時期に再開されました。 ところが、在来線である東北本線や常磐線は長く不通の状態でした。 あの時、地震の被害の少ない関東でも、 ガソリンスタンドでは長蛇の列ができるという状態になっていたのを 昨日のことのように思い出します。 緊急事態である被災地への緊急燃料輸送は、東北本線、常磐線が不通の為、 日本海ルートで行われました。 もちろんJR貨物でも前例はありません。 横浜根岸の日石を出発した緊急燃料輸送は高崎を通り、新潟まで、 新潟から先は日本海沿いに北上し、青森まで行って盛岡へと大きく迂回して行われました。 また、新潟から勾配のきつい磐越西線を通って福島の郡山まで行われました。 磐越西線ではディーゼルのDD51の重連できつい勾配を進んで行ったそうです。 「まけるな」 動画では最後尾のタンク車に、手書きの文字が書かれてました。 たぶん、横浜根岸の日石で送り出す際、書かれたものでしょう。 「まけるな」・・・ ガソリンと共に東北の被災者へのメッセージと、 そして、燃料を運ぶ機関車への応援メッセージとして 見る者を熱くするものがあります。 昨年は津波で流された仙石線に乗りました。 常磐線にしろ、まだまだ一部不通になっている路線もあります。 在来線というのは、地元の生活に密着してますから。 復興の喜びを感じながら、のんびりと列車旅をするのが、僕は好きですね。 磐越西線など乗ってみたい路線でもあります。 あえて新幹線ではなく、18キップの旅にしている理由がそこにあります。 人気ブログランキングへ ランキングにご協力お願いします。 ![]() にほんブログ村 |